Kが、読書感想文コンクールの表彰をされました。
全校集会で、名前を呼ばれて前に出たそうです。

その話をKはとても嬉しそうに話してくれました。
私は目の前にある賞状を見て
涙があふれました。

思えば・・・
1年の前半、Kは不登校でした。
そのKが、今ではこんな賞を取れるまで成長したのです。
あの時の地獄のような日々を思い出すと、胸が痛みます。

あの頃、私は仕事で頭がいっぱい。
Kとゆっくり向き合う余裕がなかったのでしょう。
Kの心の傷がどんなに大きいかったか。

以前から興味があった心理学も
Kを助けたい思いから、受講を決意しました。

講座を受けていく上で、
今までどれだけ、Kを悲しませていたかが
分かりました。

私が変わったからでしょうか?
以後、Kは日に日に変わり、
学校も楽しく行って、友達もたくさん出来ました。

勉強も自ら進んでやっています。
去年のマラソン大会は学年で5位でした。
ドッチボール大会では、副キャプテンをしました。

そんな才能あるKを
私は学校に行けないくらい、追い詰めて
悲しませてたんです。

賞状の喜びと、
Kを苦しめた今までのごめんねが、
大粒の涙となってあふれました。

ほんと、おめでとう!

もう二度と、Kを悲しませない。
そう誓った涙でした。