-JEWEL-

灰色の四角い 空の下を今日も
あらゆる欲望が 埋め尽くす

その中で光を 見失わず前を
向いて歩けるのは いつも君が

この街の片隅にも 汚れのない
ものが残っている事 教えてくれるから

疲れ果てた体で 眠りについた君を
僕は息をひそめて 見ていた

世界中でただひとり 僕だけが知っている
無防備で愛しい横顔


当たり前のように 陽射しが降り注ぎ
優しい風揺れたある日のこと

僕の中で何かが そっと強く
確かに変わって行くのをひとり感じていた

悲しくなんかないのに 涙がこぼれたのは
君の思いが 痛いくらいに

僕の胸の奥の キズ跡に染み込んで
優しさに 変えてくれたから

もしも 君が深い悲しみに出会ったら
僕にもわけてくれるといいな
その笑顔のためなら なんだって出来るだろう

僕の大切な 宝物

僕の大切な 宝物



by浜崎あゆみ